査読も実験もベストを尽くして

今日は一段と冷える。しかし、今日は良い日だ。

偏極中性子散乱実験は二つ目の実験を先週金曜日から土曜日にかけて始めたばっかりだ。いくつかのミスをしたのち本日はきちんと測定ができて良い結果が出た。これは誠に嬉しい。自分でもできるとは思ってなかったが、良い結果に結びついてかなり嬉しい。この結果とこれまでに取ってきた結果を合わせて十分論文を書く材料が整ったと言える。今回の実験では最近作成されたキラルらせん磁性体がカイラルティを証明できたと思う。大変嬉しい。結果は明らかだけれどもいまだに自分の実験に手落ちがないかどうかだけ心配だがそれさえなければ良い。実験は順調に行って早く終わる可能性もあるがこれからできることがあればもっとやっていきたい。

今日は正直これ以外に書くことがない。ただしこの実験がうまく行ったことによりかなり自信がついた。これからもたくさんの実験をしていきたい。思い返せばかなりできることは増えてきた気がする。もっと実験してきちんと技術力をつけていけばまだまだやれることが多い。経験値がたまっていっているのがわかる。

そういえば、最近物理学中でも権威のある雑誌からさらに査読の依頼があった。大変嬉しい。なんと今実験している内容と同じ分野だ。自分の中で最高の努力をしてきちんと論文を批評してその論文がその論文を掲載されるに値するかどうかしっかりチェックする。このレベルの雑誌になると論文を批評することは物理学の歴史に貢献していることが実感できる。毎日自分は一人前であるかどうか悩む日々だが、自分のベストを尽くしてできるだけのことはしたい。

今日は本当に寒いが、しっかりと成果を出せた。明日も検証実験をしながらまた査読論文を精読してこの分野の科学の発展にしっかりと寄与していきたい。また明日もベストを尽くして頑張っていこう。