今日は火曜日。月曜日もあっという間に過ぎてしまって論文も書かなくてはいけないが、少しメンタル的には弱っていて進んでいない。結構修正することが多くて自分の能力の低さにへこむ。どうして長いことキャリアを積んできてこの程度のことしかできないのかと思ってしまう。これから努力しても能力はあまり伸びないのかな。少し焦りはある。最近は私にできることは実験をすることではないかと思う。自分がわかることをやって何かを生み出していかないとわからないところでは何も役に立たないからだ。実験自体はわかってきた気がするから自分が何をやっているかはわかっている。まずはここをしっかりやっていろんな分野を勉強していく。40代を手前にこれからどうやってキャリアを積み上げていくかはすごく大事。これからは論文をどんどん書いていく。自分がどんどん書いていくことで次のアイデアとかコラボレーションも進みやすくなるのでしっかり論文は出していく。
今日は日本で行われている富岳の利用のための3研究所共同開催の研究会に出ている。スーパーコンピュータを使った研究をどうやって研究を行っていくか?特にどうコラボレーションをしていくかを話し合う研究会。富岳は世界一のコンピュータだがその利用もしやすいと聞いており、いろんな分野の人が使っていくことが望まれるが一体どういう研究がおこなわれていて、どういう研究に可能性があって、どのようにこれから使われていくかは我々の装置と一緒で施設だけでなくユーザーがどのように使いたいかという観点はとても重要でユーザーに彼らのサイエンスを話してもらうっていうのはとても大事なのかなと思う。最近は少しマーケティングに興味を持ったのだがやはり自分が持っているデータをキチンと解析してこれからできることをしっかりしてやはり確実に自分の持っている装置で最大限のサイエンスを出していくことで成果を挙げていくことが大事。あまり焦らずに45歳くらいまではそれに集中しようと思うかな。あと1年位は土台を作らないと。あまり無計画に仕事をしても長い目でどのようなことをしたいか考えていく必要がある。いろんなところで話すって大事だなと思う。自分の知っていることの確立と知らないところに挑戦することは大事だ。
ここ数日は友人とのFacebookでのやり取りが頭に残っている。彼も最近私と同じような問題意識をもっていて彼の投稿に共感してコメントを残したのだが、その内容が詰めているようで結構厳しく追及しているようなコメントになってしまった。私は英語圏でもう10年近く過ごしていてさらに科学者をしているので自然と質問しているようなつもりでも日本人の人に対してはちょっと厳しく受け取られるような場面があるということだ。無意識にやっていることなのでなかなか大変だなと思う。これから哲学を勉強していくとさらにそういうところに厳しくなってしまうかもしれない。とにかくいろんなことを研究していろんな人とコミュニケーションを取っていかないとよいコミュニケーションの感覚が抜けていく気がする。
今はやりたいことがたくさんあるし、やるべきこともたくさんあるが時間は有限である。とにかく残るタイプの仕事をしていかないといけないと思っていて、それに対しては実験結果と論文。この二つからは経験が得られるからきっちりと時間を取ってやっていかなければ何も残らない。実験数とそのクオリティはきちんとノート単位で残していきその質を上げていく。論文はきっちりと書いていききっりとドラフトまで終わらせること、そしてそれを出していくことを続ける。この二つが実験研究者として大事。もちろん共同研究も大事であるが自分自身がやっていかないと共同研究で相手の研究を手伝うときもコントリビューションがあまりできなくなる。コツコツと自分のスキルを上げていくように自分にできることを毎日積み重ねていくこと。
富岳の利用の議論を聴いていて日本のサイエンスは進んでいるなと思った。優秀な人たちが作ろうとしている次のサイエンスはかなり面白そうだ。自分自身も広い視点というのを忘れずに自分の研究をしながらいろいろな人と話して次のやりたいことを探し続けるやり続けることが大事なのだな。やはり基本は大事。自分の理解力にはかなりへこむ。毎日少しづつでも勉強していかないと。基本ができないと新しいことなんて出てこない。