やはり実験と論文の繰り返し。

今日は週末土曜日だが実験中である。まあ自動測定で測定し続けているから良いのだが気はあまり休まらない。今日も一度中性子ビームシャッターがなぜか落ちてしまい、再起動のために実験室に行くことになった。買い物に出ていたが気が付いてからあまり集中できなくなってしまった。仕方がない。

実験をすることと論文を書くことはとても大事だと思っている。今の今まで論文がボトルネックだと感じていた。しかし実際に実験が始まってみると実験もなかなかやることはたくさんある。実験は最近になってやっと一人前に成果が出せるようになってきたと思われる。これからもたくさんの実験をしていきたいが一回一回の実験できちんと学びがあるように実験していきたい。その学びの延長に論文がある。やはり自分が納得して取ったデータは納得して論文が書ける。それの繰り返しで成果が積みあがっていってさらに技術があがってくる。

自分の専門の研究を今のままやっていけば実験量的にはトップクラスになれるが質をあげていかなければいけないと思う。そうするためにはどうするか?質はやはり一つは論文を書き続けながらそのテーマの研究を続けることがひとつ。これは専門分野の深化であるから研究者としては当然だ。もう一つは最先端を走っている研究者と一緒にやっていくことこれは少しづつ一緒にできる人が増えてきた気がする。この共同研究者は自分も助けられて助けられる関係でないといけない。助けてもらうばかりではだめだ。そういった仲間といえる研究者も少しづつ増えてきたと思う。最近少しさぼっていたがやはりライバルの研究をしっかりと分析することも大事な気がしてきた。よく考えると実験の質とかは少しづつ上がってきている気がする。昔とは違う。でももっとこなしていって成果を挙げていきたい。なるべく自分自身で実験室にいて実験をすること。それにより学ぶことが多く。とにかくたくさんの経験ができる。

専門性についてはこれから偏極中性子という技術も鍛えていきたいと思う。今のペースでどんどんやっていくことによって自分がたくさん経験してさらに共同研究者も増えてきてさらにたくさんの実験ができるように。コツコツと成果を挙げていくしかないな。

コツコツと成果を挙げていって何があるか?まあどうなんだろう。もっと研究が面白くなってくるのかな。なんかだらだらとキャリアを積んできた感じがあるが、どこかで完全に自分でコントロールして成果を挙げたいっていつも思ってきたが結局人に頼ることがまだまだ多いだ。とにかく自分自身ではここでは自信があるって研究領域を確立したいもんだね。実験量的にはそれはできるレベルに達しているが、もうすこし。なにか学ぶ質が足りないのかな。できるとしたら他の研究者で同じようなことをしている人ともしっかり共同研究して日本でも他のアジアの国でもどんどん実験してアメリカやヨーロッパもまた行けるようになったら行っていろいろ学びながら研究していくしかないかな。

いつまでも自分に自信がないな。論文を書いていてもどこかできないところがある。まあ自分ができるところまでやって論文を出し続けるってことをしておかないととにかく人の目に触れないので論文を書き続けるしかない。論文を自分の力で書いたって思えるようになったらそれが一番なのだがそれにはこつこつと目の前の論文を一つ一つ終わらせていくしかない。そうだよ。それしかないのだよ。

論文と実験の繰り返しで実験物理学者は知識を蓄えていくと思う。これしかない。今日も実験中だが少しづつでもさらに学びを得つつまた経験してより実験が簡単になったなと思っていきたい。どんどん実験をこなして、たくさんたくさんこなして成果を少しづつでも出していきたい。そして論文を書き続けていきたい。