目の前にあることに集中することの大切さ

現在9月26日の日曜日の夕方にこの文章を書き始めたところ。夕飯用に玄米を仕込んだところでこれを書いている。日曜日だが結構リラックスして過ごすことができた。朝からのランニングからいろいろと読書もできたし少しオーストラリア関連のニュースも見直した。本は堀江貴文著の「我が闘争」で英語の本として「The Last Correspondent」by Michael Smith。

我が闘争は堀江氏が留置所に入ってからのところから読んで裁判までのところを読んでいた。その後実刑判決を受けたところまで読んだ。正直知っている内容だったが若干30代前半の男性がここまでの経験をしていることに驚く。彼の能力があってからこそこういうことができるのだろうが私が彼の歳のころはちょうどPhDを取ってアメリカでポスドクそしてオーストラリアでテニュアを取ったあたり。よく言えば順調であったと思うが、青汁王子こと三崎優太氏の脱税事件の話も思い出して順調に来たからこそ逆に自分は安定というか少しづつ安全に自分を成長させる方法を模索してきたのかもと思った。彼らの様にめっちゃ努力した瞬間といえばやはり自分が研究を始めた大学4年生のときか?博士課程2年生の時に加速器研究機構に滞在して研究していたときか?ああやって集中できるのはやはり20代から30代前半。これから30代も終わりに入り一生懸命論文を書いている中、ここまでしか到達できなかったのか?どこかで甘くなかったか?とか思ってしまう。まあでもここからあきらめなければまだ自分が想定していたところには行けそうな気がする。科学者としてはまだまだできるところはある。学者としては20代後半の人々にキャリアを聞かれたり就職について相談を受けることも増えてきたが、一方でもうすこし上の40代中盤ぐらいで最前線で頑張っている研究者に向かってキャリアの相談をしてみるのも良いかもしれないと思った。私はずっと人に聞かない性格で来たものだが、果たしてよかったのかな。。

「The Last Correspondent」by Michael Smith はやはりなぜこの本を取ったかは自分の境遇がそうさせているのかと思う。台湾と中国がTPPに加入を申請したという話とか中国の恒大集団の膨大な負債に焦点が当たったりとしているがこれまでの経緯を見るとある方向性をもって歴史が進行しているように感じる。今読んでいるところはちょうど香港の若い活動家たちに対して著者がインタビューをしていろいろと意見を聞いているところ。まあ西側諸国バイアスもあるだろうし、台湾バイアスも、日本バイアスもあるだろうが、その都度その都度考えて自分にできることをしていくしかないと思う。変化の速いこの世の中ではやはり哲学の勉強しなおしが必要かと思う。哲学といえば西洋的な哲学がまあ主流になるのでそちらに流されてしまうが、私自身はかなり西洋哲学に納得感をもってしまう。勉強をしなおして私はどういった考えをもとにして自分の倫理観を持っているか確認しておかないと理性的や感情的でしかロジックを作らない人々に対して自分自身がどういった違和感を持っているかがはっきりしなくなる。まあいろんな考え方がありますね。みたいな感じで対面では空気を壊さないように対面では流してしまうのだが、自分の中でははっきりさせておかないとUncomfortableに感じる。情報量が多い時はまずは感情的に圧倒されて自分を見失わないこと笑、そしてその次にはデータの分析方法に目を奪われすぎないこと、まずはプリンシパルを確認したい。私はここでどういう原則に立ってこのデータ取ったかそして向き合うべきかを最初にと問いたいということ。

明日から仕事を再開するがやることは大きく分けて三つ。一つは今書いている論文の第二稿を終わらせること。ここまでで共著者からのコメントは回収できたところ、まだそれに合わせてデータ解析もおわりデータがそろってきたところでこれから再度新しいストーリーでロジックを組み立てていかなけれならない。ここはかなり苦しい作業だがここまで集めたデータは今の論文が最先端の結果であることが明らかだと自分でもわかる。ここまで丁寧に調べられた研究は過去にはない。ここでしっかりと丁寧に説明してさらに他の科学者が興味を持てるように書き上げたい。二つ目は論文の査読が来ているのでこれをすること。一週間くらいで論文の評価はしてあげたい。私自身も早く評価してもらいたいから。査読は前回の査読してから一カ月もしていないので少しづつ信頼されて査読依頼が来ていると信じてきちんと査読していきたい。最後にこれから10月11月は異常なほどの数の講演が待っているこれには一つ一つ対応していかないと地獄をみる気がしてきた。ひとつひとつのプレゼンはそれぞれ違う聴衆なのででも自分が納得いくまで見せる内容は理解しておかないと自分自身が安心してプレゼンに望めない。一つ一つやっていくしかない。

息抜きとしては今日はNintendoSwitchでFinal Fantasy VIIIを買った。懐かしいゲームをやりたくなってしまう。新しいゲームもしないと脳は老化していくばかりだが新しいゲームもやってみる。最近のゲームはiPadとかで無料でできるゲームもレベルが高い。大学生になってから今までゲーム機を持ってかなかった。16年間くらいゲーム機で家でゲームをしていなかったがどうなんだろ。ゲームをするのもいろいろと覚えることがあって頭を使う。とにかくやってなかったことをやってみることは良いことだと思う。人生興味を失わず楽しいことを見つけて夢中にやっていければそれが勝ちだと思う。