本のレビュー4【安いニッポン『価格』が示す停滞】中藤玲著

私がPhDを取り日本を離れたのは2012年の3月末である。アメリカではじめて正式にお金を稼いで研究者のキャリアを始めてきたわけだが、その後オーストラリアに住みながら台湾の研究所のために働いてきて日本が停滞をずっと見て気がする。しかしもう停滞どころではなくこの10年で見ると相対的凋落でしかない。日本人はゆでガエルの様になっていると誰か言っていたが本当にそうなってしまった。もう個人の努力ではどうにもこうにもならないところまで来たと思う。

今年の年末はオーストラリアのシドニーでステイケーションをする予定で先ほどホテルを予約した。新しく建設されたCROWNのTowersというところであるが、一泊(食事優待と朝食付き)1239ドル=約10万4000円ほど(2021年11月5日のレート)。正直最高のスイートという部屋ではないがそれでもこれくらいの金額はする。東京の日本資本の最高峰ランクの老舗高級ホテル御三家(帝国ホテル、ホテルニューオータニ、ホテルオークラ)で3-6万円というところだろうか。。もちろん予約の仕方とかにもよるが。例えばニューオータニのZenというハイグレードな部屋もあるがそれでも10万はしない。こういったときに日本は本当に安い国に凋落したのだと実感する。本書にも書いてあるが為替レートも関係ない。日本だけが安くなっている。

おそらく僕の様に海外の先進国に滞在している人間でまた時々日本に帰ってくるようなひとにとって本書が書いていることは当たり前のことでしかない。知識として得るものはあまりなかったと思う。例えばディズニーランドの入場料が世界で最安値でも日本人はきつく感じているとかダイソーが100円なのは日本だけとか、ステルス値上げに、IT人材の給料が破格に安いなど。なにせどの人材の給料も安い。アニメの技術者も買いたたかれている。優秀な人材も外資系や海外の現地企業に引き抜かれている。物も安い。ニセコも安いし、不動産も安い、美術館の入場料まで安い。逆に日本人が安いなって思っていける海外旅行先も無くなってきただろうと思う。日本だけが凋落している。

なぜそうなっているのかはわかっている。賃金が上がっていないからだ。なぜ賃金があがっていないか?それは労働生産性があがっていないから。じゃあどうすればいいかという話になるが、それが簡単にわかれば苦労しないし、皆が克服するように行動してくれれば苦労はない。本書は正直に言うとそこにはあまり踏み込んでいない。なので本書への評価は高くない。何人かの専門家の意見は聞いてい入るが個人が行動できるような提案はない。日本が安くなった。皆の賃金が安いというばかりでは正直何も変わらない。日本人の生活が厳しくなっているのは日本に住んで働いている日本人が感じていることだろうと思う。

本書の内容ではないが、僕が着目しているのは2つのことである。

1つは最低賃金を今より早いスピードであげていくこと(今は年3%くらいだが年5%程度のスピードで)で経営者にプレッシャーを与えていくこと。なぜ最低賃金をあげていくことが大事かというと最低賃金で働いている人がとても増えているし多くいること。その人たちが余裕をもって消費できるようにしていかないと消費が伸びていかないことである。すでに給料が高い人をもっと上げてもそう人の総数も少ないし消費には回らない。なので特定の仕事や年齢などの層に着目して生産性をあげるように指導する政策でなく、最低賃金が上がっていくことによりすべての業種で上がるような政策を実行すべき。生産性の弾くサービス業などの特に経営者は従業員を安く使うのではなく賢く使わないといけないくなる。もちろん経営者は反対してくるだろうが、労働生産性をあげ賃金をあげるのは経営者の仕事なのだ。このまえNewspicksで経営者が話し合っていたがDXだったりなんだり言っていたがそれが生産性をあげていますか?と聞きたい。社員教育、新しい技術に投資、DXでも自動化でもハンコ廃止でもそれは生産性をあげる手段でしかない。それらは企業として稼ぐ力を強化していますか?我々個人にできることはこの最低賃金をあげる動きをサポートすることである。なのでコロナ禍で一度最低賃金が上がらなかった年があるがコロナ禍でもそうでなくても賃金は年3%以上はあげていかないといけない。アメリカでは年2パーセントのインフレだが、賃金上昇は年3%。

もう一つはそして政府、企業、個人が投資をしていくこと。政府はきちんと教育や研究に投資をしていくこと、企業は従業員のスキルや技術に投資していく、またM&Aなどにより会社の規模を大きくして生産性をあげる。個人は国内外の株式を始めリスクを取って投資をしていくこと。特に個人でできることは投資をしてさらに多くの人が会社やビジネスを見る目を養いさらに経営者にプレシャーを与えていくしかない。また投資によりキャピタルゲインやインカムゲインを得ることは実質働く時間を増やさずに収入が増えるので労働生産性は個人レベルであがる。さらに株などを勉強することでビジネスや経営への教養もあがる。日本は政府も企業も個人も人的資本に投資をしない。つまりお金を出して勉強しない。またリスクを取って投資をしない。そんなことで豊かになれるはずがない。

年底放假

今天是星期六。我早上去我镇上的市场。然后我们去了商场。那里人太多了。午饭后,我看书,睡了午觉。晚饭后,我在写这个博客。这是一个美好的休息日。

我计划年底放假。我想留在悉尼的CRONW酒店。它很贵,但会很好。我期待着它。

So, let’s do this

Friday is gone now. I have worked hard but I think there are lots of work to do. The following week will be busy. But hopefully, I can finish one by one. Anyways, the important thing is I should finish work better than expected by others.

I am a bit overwhelmed by the number of experiments and the quality of the experiments we are doing. But at the same time, I am excited to work on these projects. Finally, I am making some innovations for physics.

Next Tuesday, I have just 15 mins talk about polarized neutron scatterings, I don’t have anything to publish yet however I have learnt quite a lot in last year. If I can keep this level of commitment, I am sure I can be the best person to do that job. So I have to keep trying to do it. And I am now feeling good doing so.

I am not a smart guy. When I said I wanted to go to a lab in my 4th year of an undergraduate student, my supervisor at that time told me I should be an experimentist because you are not smart enough to do the theory. Theoretical works in physics can be done by just a few smartest theorists, but if you can do experiments with theoretical understanding, you can surely survive. So I took it. Now I realize how that advice was sound.

Innovation in science is not easy. Especially, when you are working on new science. A good theorist can do it without any instrument maybe just with paper and pen. I can certainly not. I can’t imagine I can create new physics just using my brain. However, if I do experiments, especially a lot, there is something innovative things can happen with careful observation and good preparation. If I can do a good job on this, maybe this is the time a theorist has to work on to explain the phenomena I observe. So, just trying to do something people never had done, maybe we can create new knowledge by doing trying something new. So as an experimentalist, to succeed, you have to just try to do experiments and learn from what you have observed. Then, as always, we should write papers to let everyone know what I have done.

I believe I am in a good position to innovate. So let’s do this.

長期休みは何をしようかな? と考える日々。

今はやっと木曜日の仕事が終わったところ。仕事量がキャパを超えてきてだんだんと押されている感じ。今日はひとつのプレゼンを取り直した。実際に映像を見てみるとやり直したいところが出てきて20分のプレゼンを録音するのに数時間かかる。英語の発音というか?そもそも活舌の問題な気がする。常にプレゼンをして映像で確認という作業をこれからしていこうと思う。音楽にせよプレゼンにせよ何事も録音して内容を確認して反省していかないといけないなと痛感したところ。これからほぼ毎日しゃべることになると思う。しっかりと映像に残してYoutubeにでもあげておく必要があるかな?一時間くらいの講演が来週に控えているがそうやってプレゼンを続けていくと少しは発音も良くなるかな?これから11月末に向けてたくさんの講演があるのでしっかりプレゼン資料を作って映像に残していこうと思う。

まあYoutubeってもう参入が多すぎで実際これからお金を稼ぐというのは難しいのだろうな?これからYoutubeというメディアはどうなっていくのだろう?20分弱くらいの映像はYoutubeがまだアドバンテージあるかと思うが20分くらいの映像で何ができるかというとやはり時事問題や何かの解説かな?一時間くらい映像があると本当にYoutubeで見たいとは思わない。倍速にしても30分かかるしね。一時間くらいの映像で見れるのは講義とかそういうものになるか。一時間くらいになるともう時間を使って質が低い映像ってわかったらショックだからな。20分くらいなら時間を無駄にしても倍速で見て10分くらいなのでまあ仕方ないで済むが。ただYoutubeはストック型で映像は残しておけていつみられても構わないわけだから研究のプロポーザルなどを文書で書いたうえでプロポーザルとして映像で説明するものを残しておいてもいいかもしれない。そうすれば人にこういう研究したいとか提案できるかもと思う。まあ若い人たちは違うメディアだったり違う使いかたしているのだろうからどうなんだろう。

やはり研究者の本文は論文なのでそれについてそれが一番大事。でも論文を理解してもらうために開設動画を残しておくのは面白いかもしれない。論文を読んでもわからないが映像をなんどか読んでよくわかってきたなんてことはあるから。そしたら一緒に研究したい人は増えてくるかもしれない。時間が限られているからな。まあ大変だよね。

11月もすでに4日。今週ももう明日を残す限り。今年は12月は18日あたりから休みをとれそうだからそこでしっかり休むことができる。休みは何をしたいかといわれてもいつかしたいのはどこか田舎のホテルで長いことステイしたいな。旅行して回りたいなっていうのもあるね。日本だと行くところたくさんありそうだし、ホテルもたくさん見つかりそう。オーストラリアだとそれも楽しいかもしれないが田舎は結構不便になるし、移動は車になるかな?田舎って結構好きなのでロードトリップでいろいろな田舎町を回るのは好きだな。そしたらブログに書いたりしたい。できれば本とかも読んだり、企業分析もして買い残しておきたいね。

書き残すといえばやはりカントの純粋理性批判はきちんと書いておきたい。一生プロ並みに理解できることはないとは思うが今のところの理解を書き残しておいてもいいかもしれない。そしたら他の哲学者も勉強してまたカントに戻ってきたり。哲学って昔から好きだったんだが、数学や哲学を楽しんでいたのは昔だったな物理にも関係するからいつ勉強したっていいんだがね。数学もまた問題解いたりしたいね。哲学的な議論もしたいな。まあしっかりと物理学で成果をあげつつこういったことにすこし時間を取る余裕が取れるといいかなと思う。そうすれば私の物理にも深みが出てくるといいな。。。

本のレビュー3【企画『いい企画なんて存在しない』】 高瀬敦也著

僕がこの本を手に取ったきっかけはあるYoutube上の本著者へのインタビューからこの本を知った。彼はフジテレビ在職中からいろいろとテレビのためにヒットコンテンツを企画をしてきてその後独立してもヒットコンテンツを作り続けている人である。Youtubeの『お金の学びば!』も彼が携わっていたと初めて知った。分野は違えども私は実験プロポーザルやグラントプロポーザルを書き続けている身である。そしてもっとより良くそして多くの研究プロポーザルを書きたいしもっとより良くそして多くの研究プロポーザルに参加してより良い研究結果をたくさん残していきたいと常々考えている。この本は読むべき本と一瞬でわかった。私自身は研究プロポーザルを書く身でもあるし、たくさん研究プロポーザルを受け付けて判断する身でもある。研究プロポーザルは彼のいうところの企画であるがこの本からは一度では吸収できないほどのアイデアが入っていてこれから何度も読んで自分の研究に役に立てていくことと思う。この本の内容に関しては自分の研究に当てはめて考えてしまって読んでいたので著者の思うところと違ってしまっていたら誠に申し訳ないが、本の内容のレビューとしてはこの投稿は役に立たないとは思う。ご注意してお読みいただければ。

『決める』だけで企画になる

ということが最初の方に書かれていてこれはなるほどと思った。企画では何をするのかしないのか決めることである。そして『企画』の最終目的はなにか?ということに対して僕の答えは明確である。それは論文を出すことである。著者とは目的が違うと思うが、僕はこれにすべて変換している。僕は実験プロポーザルやグラントプロポーザルなどを書き続けているしこれからも書き続けるがゴールは新しい知識を生み出しそれを共有することである。費用対効果として見えづらいが、研究をした結果新しい知見が得られなければならない。そしてそれを論文にしてほぼ無料の形で共有できる状態にしておくところまでが仕事である。

『企画するひと』が足りていない

というところにも共感した。科学者は基本的には研究を企画できる人しか残っていない。勉強ができて優秀な人で物事の理解がはやくたくさんの情報を吸収できる人でも、自分で現状のあらゆる知識をかき集めてまだわからないことをあぶりだしそしてまだわからないことがわかると何が良いのか意義を見出し、未踏の領域の新しい知識を作り出す能力があるかどうかはまた別の話。たまに研究始めたてのひとでもたくさん実験する人が成果を挙げたりする人もいるがとにかく企画をたくさん出せる人はすごい。科学の世界では企画することも結構難しいかもしれないが、むしろ最終目的にたどり着くことも難しいと感じる。これは企画も同じか。科学の場合は最終目的にたどり着くと科学の場合は自然と次の企画は出てくる。なぜならあることがわかるとわからないことがわからないことが必ずでてくるからだ。これはカントが純粋理性批判で言っていたように理性は終わりがないからだ。

『いい企画』を出すにはヒット作品には目を通しておくとよい。

ということに納得した。自分は物理学者としてはちょっと斜に構えていてはやりのものに追随しないという傾向がある。それはなぜか?というと自分の能力が高くないからだ。新しいサイエンスが出てきたときにそれを最速で終えるのはやはり超優秀な人たち。世界中そういう人たちが寄ってたかってシステマティックに関連知識を整えていく。そこで争ったらやっていけないのだ。でも一方でしっかりと今はやっている研究を勉強しておくことは重要だと思った。なぜ良いと思われる研究なのか?なぜ皆が着目して高い熱量で取り組む問題なのか?自分もたくさんの実験プロポーザルや論文を読んで判断する立場なので常々考えて自分の研究にフィードバックしていきたい。

『企画』をストックすれば天才を装える。『企画』書の形にして残しておく。たくさん『企画』をしておく

これにはすごく共感してしまう。研究の場合はとにかくいろんな研究をしておくのが良い。どれが大きく当たるかはわからない。2021年のノーベル物理学賞は気候変動の地球物理といわれる分野で取られていたが、まさに研究されていた当時これが着目されることになるとは夢にも思われなかっただろう。そして研究者として企画書として残しておくということが本当に大事だと思っている。研究の場合はアイデアがあってそれに対してこれまでの研究背景があってこれまでわかっていることはどこまででどこに問題があってそれに対してどのようなアプローチをとっていくか?さらにそのアプローチに対して実際に実験計画や計算をして結果を予測しておく必要がある。それにより企画を実行することにより明らかになるだろうことまでを書いておく必要がある。そうしておくとふとしたとき学生や他の研究者に話題があがった時にこういう企画があるんだけど実行してみないと提案することができ実際にプロジェクトが進む。そうでなければ絵に描いた餅。僕の場合は2-3枚の英文の企画書にしておくか。背景までグラフにまとめたパワーポイントを作っておく。ただこれはやるべきとわかっていても時間のある作業であり、日常の業務を先にこなしてしまう。企画書の形で置いておかないとすぐにアイデアも企画もすたれてしまい。いつかしたいことになってしまう。良い企画などは存在しないのだからたくさん企画して、企画書として残しておいて、それにいろいろなパターンをストックしておくということは大事であるなとおもう。

その後、本の100ページくらいからはその企画のパターンがところどころ書いてあってこれはシステマティックには書いてないが信じられないほどたくさんの情報量が詰まっていたと思う。

例えば、ペルソナ、既視感を使うこと、主語を置き換えること、企画と無関係の世界観の土台を築く、ダジャレを使う、パワーワードを使う、主語を逆転させる、ランキングシステム、ライバルのような比較対象をもつ、とりあえずくくるなどなど。

とにかく企画を立ててそれから派生させてたくさんの企画を作るのにこういったテクニックは役に立つのだなと思った。この本は大変参考になった。ビジネスの世界でたくさん企画をされている人はこうやって発想を広げているのだなと思ったし、とても情報量が多い部分であった。たとえばパワ―ワードを使うっていうのは物理学世界だと皆が知っているような言葉だったりはやりの言葉だったりする。例えば量子何とか?とか最近だとトポロジカルなんとか?カイラリティとかは上のいくつかの要素を含んでいると思われる。ランキングシステムというのも面白かった。なになにランキング題してカウントダウンをしていくだけで企画として成立する。例えば僕は本のレビューをこうして書いているがもしストックがたまってきたらもっとも読まれている僕のレビューランキングとして新たにブログが書けるというようなことかな?とりあえずくくるっていうのも科学ではよく使われることである性質を持っている物質を並べてみたり、元素で物質を並べてみたり、結晶構造で物質を並べて比較してみたり。ある物質を調べつくしたら元素を置換して同じ研究手法を適用して系統的に体系的な知識を構築していったりする。ライバルのような比較対象を作るっていうのも僕が最もやっていたことで自分の装置は世界に比較できるものが10ほどあるがそれと比較して性能やサイエンスなど相手を研究したり、彼らの研究の質や分野を研究するだけでも私ができることがほぼ無限に出てくる。あそこには負けたくないって思えることでいろんあサイエンスに出会う機会が増える。

また企画に対して『人が理屈抜きに興味を抱く不変的な要素』お金、食、性(モテ)、ナショナリズム。というのは参考になった。物理学ではあまり役に立たないところだが、世の中の企画というものが大抵これらに結びついているのだなと実感した。モテる何とかとか?世界が羨むなんとかな日本とか?なんとかで大儲け?食フェア?とかいろいろあるものなと思った。

自分の企画を歴史にする。

この部分は少しわかりづらかった。著者は自分の記憶や学びが『経験』か 『歴史』かを判断しておかないと結果的に自分の企画の二番煎じばかりになるということを述べていた。自分がやった研究や企画でもその中でも普遍的に通じるものを考えてみて突き詰めてみるの?物理の場合は問題解決の方法とか、いくつかの自分がやってきた研究で普遍的に言えることはなにか? 科学の問題でも哲学や倫理の問題でも自分が書いた論文で普遍的に革新的だったところはどこか問い直してみるのも良いかもしれない。

企画は世の中に出してこそ価値がでる。

これこそまさにそうアイデアだけではなくて企画書にしておく。そしてそれを誰かに提案する必要があるし、できれば実験して、できれば解析して、それをいろんな人と議論したり、プレゼンしたり、共同研究したり、そして論文にしておくのが一番大事。世の中に出しておかないと誰も見ないし誰もその生み出した知識を使わない。

二人で会議する。

というのも大事だなと思った。差しで飲んだり、ミーティングするということは相手に向かい合うことであり、3人だったりそれ以上の人にプレゼンするよりもお互いにとって濃厚なミーティングになり、企画をきちんと伝える必要があるし、フィードバックもしっかりと来る。大事なミーティングだと思った。

企画は腐る。失敗した企画はさっさと忘れる。好きな企画を選ぶ。

重要なこと。企画をしたらなるべく走り出しておかないと時代と共に時間ともに腐っていく。そして失敗した企画なんて誰も覚えていない。研究をしていてダメな実験結果になって自分自身はへこむことがたくさんあるし、恥ずかしいこともたくさんあるが、どうせ人の失敗なんて誰も覚えていない。成功して論文となっているものだけが評価されるのだから失敗した企画なんて忘れよう。分析なんていらない。あとは好きな企画を選ぶというのも大事、選ぶ基準は大切だが、好きな研究・楽しそうな研究と自分が感じている研究をやらないとモチベーションに差が出てきて最後のところ論文にできるまでのやり切る力に差が出てくる。やはり自分が心底やりたい研究でないと大変な研究を続けていくことはできない。

企画力とはシステムである。インプット力、結び付け力、多産力、巻き込み力、やり切る力の5つに分解できる。

なるほど。よくわかった。ここもそれぞれ自分がプロポーザルを書いていくうえで自分でよりよいプロポーザルや論文を書いていくうえでこれらの力をあげていくことは重要に思った。

できることに制限されてしまう実験物理学者

として最後に自分に対して注意点を足しておきたい。よく理論物理学は何を研究するか自由に決められるという。数学者も似たようなものかもしれない。なぜなら紙とペンだけで研究を完成させられるタイプの研究があるから。実験物理学者の場合は自分の装置でできることを意識してしまいがちだ。そこにはやるべきこともたくさんあるが、いつの間にかそれでできることを研究対象に選んでしまう傾向がある。自分の装置でできることは人に頼らずできるし。特に僕の様に装置を管理しながら研究しているとそういう傾向が出てくるかもしれない。なのでいつもたくさん企画して自分の創造力を超えた研究身に携わって、自分のできることを狭めないようにたくさんの人とたくさんサイエンスをしていって自分の研究のすそ野を常に広げていきたいと思う。自分でプロポーザルを書いて書きたい論文は山ほどあり一生楽しんで書き続けていくような科学者になっていこうと思う。

接近年底

今天是星期三。我的研究是好的。我在写两个实验方案。我想在日本的J-PARC做实验。我还不知道我是否可以旅行。它们是日本刀的中子散射研究和磁性材料的中子散射研究。

煤炭的价格连日下跌。煤矿公司的份额也下降。我不知道该怎么办,我只需要等待。今年已经是十一月了。 我的投资组合还不错。

我现在在想我如何度过年底的时光。我想住在城里的CROWN酒店。他只是非常昂贵。但希望我们能在那里度过愉快的时光。

The coal prices plunge.

I just finish up my work on Tuesday. As always, it is a bit behind. I have many presentations this month. I also have experiments to start. Yesterday, I went to the lab to check the instrument, we found many problems but we could start the experiment finally today. Hope we can continue to create new experimental data from now. I am excited to perform many experiments on that instrument.

This morning, I got surprised to see the coal price down like 33%, from 223USD/ton to 150USD/ton? Can this be real? Still higher than the top last 5 years. The coal mining company I was looking at still can make money, but as predicted, the share price of the coal mining company went down like 10%. It has dropped 30% last two weeks for this company. I don’t know what to say. We can’t predict the future, I took too much risk. But anyway, by looking at the price last 5 years, this could be a drop and coal price could stay for a while. The company should be making money comfortably so I hope the coal price stays. Life is not easy. Now I will need to update the information for that company analysis. Some analysis says the coal price plunge is because the Chinese are producing more coal at a historical level and easing the shortage of coal. So the supply meets the demand. I am not sure, I don’t think the coal price is going further, the energy crisis can’t be solved so quickly. Anyways, I need to keep watching.

Other than that, I am writing another book review in Japanese. That book is about “Proposal” written by a former TV producer. Since writing proposals is a part of my job. I was happy to read this book. I have learned a lot. I wrote my understanding and what I learned. I hope I can publish it here very soon. Also, the next company I am working on for Australian share analysis is Uniti Group. I believe this is a growth stock. It seems the growth period stuck like two months. But they are doing very well internal growth after they grew by using M&A. So if they run well at the current level, that company will be great.

I started watching Dynasty on Netflix. From the 1st episode, I love this show. I will keep watching this. I finished watching You on Netflix. I loved that show and I didn’t end as I expected. I am still thinking about the show sometimes. It was crazy but I can’t forget.

From tomorrow, I will start working on a proposal for a neutron scattering study on Japanese swords, for now, the proposal seems not to be welcomed by other scientists. We funded the study through crowdfunding. Now we have to proceed anyhow. The scientific proposal to run the experiment keeps failing now, we might need a different strategy. The problem is we don’t have many places we can perform the experiment because partly Japanese swords are weapons and cultural heritage. We also need neutrons to study these, we can get neutrons only from spallation sources or nuclear research reactors. We don’t have many around the world and neutron beam time is limited. Anyways, we just keep trying.

今日は本当に疲れた

今日は月曜日だが久しぶりにオフィスに行き、実験も開始した。山ほどやることがあるが何とか及第点までの仕事はできたかなと思う。これから一週間二週間と立っていく中で再度実験がスムーズにこなしていけるように準備をしていかないといけない。装置は何とか立ち上がっているようでこれから実験していくこと成果を残していこう。

今日は本当に精神的にも疲れた。今は二回目のワクチン接種をした人でも週に一度のコロナテストで陰性を証明しないとオフィスに行けず実験できない。仕方がないことだがやることが増えて仕事に行く前からナーバスになる。

今日はゆっくりと休んで明日からまた仕事をしていきたい。やるべきことがたくさんがあるが是非楽しんでこなしていきたい。

一个很好的休息日

今天是星期日。我在看Netflix的You。我喜欢这个电视节目。我玩游戏Final Fantasy 8 。 我去商场买东西 。我读了一本书。这是一个很好的休息日 。

我写我的博客。我现在写书评。这是关于提案的书。我总是需要写科学提案,所以我对感兴趣。

我想写澳大利亚股票和公司分析。

明天是星期一。我明天会工作。我很兴奋。

ASX research 4: DEXUS Property Group (DXS) 1st ed. 2021/10/30

This post is based on the presentation of the annual results of DEXUS on 17th August 2021. The DEXUS has three earning drivers, property portfolio, funds management, and trading. The total fund under management of Dexus is A$42.5b (Dexus portfolio A$17.5b and Funds management portfolio A$25.0b). The total property funds from operation (FFO) is A$780.5m. On the other hand, the company has total debt of A$4.8b (the debt maturity largely distributed in 4 years of FY24-27) The business looks stable even under COVID-19 impacts, the FY21 rent collection reached 98.1%

FY20FY21change
Office property FFO671.4658.3-2.0%
Industrial property FFO124.2122.2-1.6%
Total property FFO795.6780.5-1.9%
Underlying FFO694.9666.6-4.1%
Trading Profits35.350.442.8%
Distribution 550.3561.01.9%
FFO and distributions of DEXUS

FFO means Funds from operations. The compositions of FFO = Office (74%) + Industrial (14%) + Funds/Trading (12%). Trading profits last 7 FY are between $34.7m to $63.3m (that will be shown later in table). They distribute almost 100% of Adjusted Funds from operations, the share of outstanding is about 1.075b, so they distribute about 50 cents or so a year. The graph is shown in the last.

FY20FY21change
Underlying FFO/share?? (cent)63.561.5-3.1%
Distribution/share (cent)50.351.83.0%
Net Tangible Assets/share (A$)10.8611.415.1%
Underlying FFO, Distribution, and NTA/share

Underlying FFO, Distribution, and NTA per share are above. Even during COVID-19 and the business has been stable. However, FY22 could be affected because of 4 months of lockdown. Net Tangible Assets is increasing so it looks, for now, NTA/share = share price and they are creating like 4.5% of return from it.

They have a A$17.5b worth portfolio,

Dexus portfolio (A$b) 17.5100%
Office14.080%
Industrial3.017.1%
Retail<0.1<1%
Healthcare0.52.9%
Dexus portfolio by category

This is a breakdown of the DEXUS portfolio. The Office portfolio is A$14.0b with 95.2% occupancies and 4.6 years WALE. The industry portfolio is A$3.0b with 97.7% occupancy and 4.4 years WALE. The rest are shown but they are still small.

Also, they have a A$25.0 fund under management,

Fund management in total (A$b)25.0100%
Office12.048.0%
Industrial4.819.2%
Retail6.224.8%
Healthcare0.72.8%
Real Estate securities1.35.2%

The Fund management in total increased 61% from FY20 (From A$15.5b to A$25.0b), which is impressive however I don’t understand how it happens. Maybe I will look into it here more. Like the portfolio, they are mostly from managing the office, industrial, healthcare. This part only contributes 12% (about $79m) including trading.

track recordFY15FY16FY17FY18FY19FY20FY21
Post-tax profitA$m42.663.347.236.634.735.350.4
Trading profits last 7 years

Finally trading, DEXUS deliveries trading profits over time. It is good but trading is not contributing much considering the share of outstanding is about 1b or so. Maybe $0.05 per share.

The distribution has continuously increased last 10 years and also the share price has not come back since the COVID outbreak in March 2020. It dropped $13.2 per share to $8.2 per share. Currently, it is about $11 per share. The DEXUS seems to be running consistent so if it can come back to before COVID-19 level, the share price can be up 20%. With the current share price annual return is about 4.7%. I believe it is not so bad. You might want to put it as a part of your portfolio in the A-RIET section. The office demands will come back after the COVID-19? I am not sure but these high-class offices in the cities they have, I think they still have the demand. Also, their customers look very good and stable (like Victoria state government, Wilson parking, Commonwealth Australia(office), IBM Australia, Coles(industrial)).