I will enjoy a day off

Tomorrow is Australia Day so we will be off tomorrow. I am doing an experiment now so I put a long scan so I can watch the experiment remotely.

These days, I am reading a book in Japanese. That book is about a discussion between one of the greatest mathematicians and an author who was known for literary criticism. The intellectual discussion was very stimulating. I really enjoy reading it. I got a lot of hints for my intellectual exploration. I will keep reading and hope I can share some here. Tomorrow, I want to use some of my time to think about it.

I am really enjoying my research these days, I believe 2022 is a very important year for my career. I would like to write as much as possible. So I can enjoy more writing and thinking.

Let’s do this.

本のレビュー9①【人間の建設】岡潔・小林秀雄 

学問を楽しむ心

学問は難しいものだから面白い。そして学問は非常に難しいもので、どうしても難しいことをやりたいと願う人だけが学者の資格を取れると小林は言っている。むずかしければ難しいほど面白いというのは誰にでもわかることですよ、そういう教育をしなくてはならないと僕は思うと小林は続ける。

この最初の導入で彼ら二人の会話を読みながら、30歳くらいの時に友人と話をしたことを思い出した。彼とは朝までお酒を飲みながらだったが喧々諤々と議論したことを覚えていて、彼は私の主張が全く受け入れられず、頑なに頭を縦に振らないことに納得がいかないようであった。おそらくそれを機に嫌われてしまったのではないかと思っているが、おそらく彼は今でも私を分からず屋だと思っていることだろうと思う。彼が言うには私は人にもっと学問を教えろということを言っていた。30歳イケイケだった私はそんな場合じゃない、自分が追及する学問をやることで精いっぱいであり、そんな余裕はみじんもない。そもそも教えてほしいっていう人に学問を教えることはできないという考え方だったからだ。どこかに学問をする資格なんてものがあるわけでもない、学問をするというのは意思と姿勢だけである。教えるなんてとんでもないと少し丸くなったが今でもそう思うことが多々ある。だから大学まで来て勉強教えてほしいというのは違うのよと言いたい。大学には環境がいくらでも整っているから好きなだけやりなさいよ。しかしこれは自分が無明であったんだと本書を読んで思い起こした。しかしながら、日本が貧しくなってきて変化が速い時代になりより成果が求められる時代ではそういう余裕も無くなってきたのかもしれない。。

しかし読み進めていくと彼らが持っている問題意識と私が今現在持っていることが全く一緒だったことがだんだんわかってくるのだが、これには素直に驚いた。なんと本書は1965年位に出ているものだからだ、まさに現代で起きていることではないか?この本を読んで自分の学者としての立ち位置が明確になったと思う。

無明ということ

人は自己中心に知情意し、感覚し、行為する。その自己中心的な広い意味の行為をしようとする本能を無明というと岡が話している。また人は無明を押さえさえすれば、やっていることが面白くなってくるということができると。

岡はいう。それほど私はピカソを高く評価しておりません。ああいう人がいてくれたら、無明のあることがよくわかって、倫理的効果があるから有意義だとしか思っていません。ピカソ自身は、無明を美だと思い違いして書いているのだろうと思われます。(中略)自我が強くなければ個性は出ない。個性の働きを持たなければ芸術品はつくれない、と考えていろいろやっていることは、いま日本も世界もそうです。良い絵がだんだん描けなくなっている原因の一つだと思います。

国を象徴する酒

ここでは小林が日本酒がうまくなくなった。酒に個性がなくなったという。僕らが若いころにがぶがぶ飲んでいた酒とはまるっきり違うのですよ。樽がなくなったでしょう。みんな瓶になりましたね。樽の香というものがありました。

ここでは岡が個性を重んずるということがどういうことか知らないのですねと。おもに小林が日本酒も小説も絵と同じでダメになっているという。世界の知力が低下しているとも。個性を競わせて、物を生かすということを忘れて、自分が作り出そうという方だけをやりだしたという。

ここらへんの文章はロジック的には世界のものが良くなくなってきた、知性の低下、個性、無明という問題意識について話している。

数学も個性を失う。

ここでは話が個性についてより深堀していくように議論が進んでいく。岡が言う。それがいわゆる個性いうもので全く似たところがない。そういういろいろな個性に共感が持てるというのは不思議ですが、そうなっていると思います。個性的なものを出してくればくるほど、共感が持ちやすいのです。

また以下の部分も面白い。小林が聞く。数学のいろいろな式の世界や数の世界を言葉に直すことはどうしてできないのでしょう。岡は、研究している途中のものは、言葉では言えませんが、出来上がってしまえば言葉で言えるのです。だから、できるだけ言葉で言い表して発表している。

この点にはかなり納得がいった。問題がわかったと思い論文にしてしまったことは言葉にできる。これば物理学でも同じようなことかな。論文にしたら自分が一から問題提起してすべて解いた問題なので専門家にも一般の人にもどのレベルに合わせても言葉に言い表すことができる状態になる。さらにその物理の歴史上の重要性、立ち位置などもわかる。

ここまででは個性や知力低下が問題意識としてあることが二人の会話でわかってくる。数学の体系を教えることが大変になってきていることをいう。これは今でも当てはまるのがおもしろい。物理でも過去10年の深化と進化といものはものすごくとても大学院で教えられるものではない。本では1930年以後の30年間の論文を大学院では読ませることはできないと言っているが、今では3年間の論文でも難しいだろう。まあそこは本質ではない。文脈で言うと本質は次の岡の言葉でこれが現代人にも刺さる。

世界の知力が低下すると暗黒時代になる。暗黒時代なると、物の良さがわからなくなる。真善美を問題にしようとしてもできないから、すぐに実社会に結びつけて考える。それしかできないから、それをするようになる。それが功利主義だと思います。西洋の歴史だって、ローマ時代は明らかな暗黒時代であって、あの時の思想は功利主義だったと思います。人は政治を重んじ、軍事を重んじ、土木工事を求める。そういうものしか認めない。現代もそういう時代になってきています。

科学的知性の限界

小林はいう。バッハの世界はこうであろうとか、言葉で表しますよね。最後には言葉にするわけです。岡はいう。文章を書くことなしに、思索を進めることはできません。書くから自分にもわかる。自分にさえわかればよいということで書きますが、やはり文章を書いているわけです。言葉で言い表すことなしには、人は長く思索できないのではないかと思います。

ここでは長くなっていて引用しないが、岡が自然が本当にあるかどうかわからない。自然があることを証明することは現在理性の世界といわれている範疇ではできない。ということ言う。数学は知性の世界のだけに存在していると考えてきたが、数学は知性の世界だけには存在しえないということが人は4000年かけてはじめてわかったという。実際に考えてみれば矛盾がないというのは感情の満足であるという。カント哲学で言っていることと似ているように思えるが岡は違うルートで似たような考えを導き出しているように思えた。

しかし驚いたのはそのあと岡と小林との対話は続き。小林はこうまとめる。わかりました。そうすると、岡さんの数学の世界というのは感情が土台の数学ですね。岡は答える。そうなんです。

人間と人生への無知

ここでもやはり世界の知性が下がっているとしか思えないと岡と小林は言う。数学の論文を読んでも音楽を聴いても、小説を読んでもそう結論するしか仕方ないという。

その後、ベルグソンとアインシュタインの衝突。感情を元にした科学の議論、アインシュタインが相対性理論を発表して原子爆弾が広島まで落ちるまでわずか25年しかかかっていないこと。それから時間とは何かという議論についてどういう風にかんがえるかなど。そしてキリスト教への議論そしてデカルトの哲学にわたって議論していく。

まだまだ三分の一くらいだが。今回はここらへんで終わろうと思う。読んでいて思うのは二人の思考がかなり深いながらも情報量の密度が高いということ。なかなか丁寧に読まないと僕の場合は言わんとしていることがわからなかった。

まずは学問とはどういうものか?という議論から始まり、非常に難しい学問だがどうしても難しいことをやりたいという人がやる。また学問をやるということは無明であるということ。つまり自己中心に知情意し、自己中心的な行為だということを話しているが、無明を抑えれば学問は楽しくなるという。そこから個性の話になり個性はあればあるほど共感が得られるということについて話していて個性とはどういうものだったか考えさせられるようになっている。数学という自然科学の学問をするうえで最後は言葉にしなくてはいけないということが直感とは少し違った。なるほどと今は思っているが正直まだ腑に落ちてはいない。科学知性の限界ではカント哲学の純粋理性批判のようにかっちりとした理論化はされていないが深い哲学が提示されていた。知情意にはかなりのヒントがあるように感じる。

ここまでで二人の問題意識は僕が理解したところでは世界の知性が低下しているということ。数学という自然科学のど真ん中の学問ですら知性だけの問題ではないのだが、現代人にはそれすら見えず、個性がなくなり、余裕がなくなり、実利にしか興味がなくなる功利主義がはこびっている。学問をする余裕や力がなくなっていて暗黒時代に向かっているということを述べられていると思う。まさに理性、感性、知性がなくなるからものが考えられない。

コロナにしても経済にしても政治にしても考える力がなく余裕が全くないので功利主義が蔓延る。なにやら今の時代のことを議論しているような気がするのだが。。。65年経って。今は暗黒時代であるということがハッキリとわかった。

中国語単語(Chinese Verbs)⑤生活

  1. 生活:他一直在上海生活。
  2. 做:你做什么工作?
  3. 做饭:他很会做饭。
  4. 做家务:每天早起做家务。
  5. 干:你干什么呢?
  6. 收到:他的邮件收到了。
  7. 接到:今天接到了回信。
  8. 找:你在找什么呢?
  9. 找到:你找到了吗?
  10. 要:全部干完要一个月。
  11. 醒:半夜醒了一次。
  12. 早起:明天我得早起。
  13. 起床:我早就起床了。
  14. 睡:这几天都睡得很晚。
  15. 睡觉:你每天几点睡觉?
  16. 洗:用洗衣机洗衣服。
  17. 洗脸:起床后向洗脸。
  18. 洗澡:他给孩子洗澡。
  19. 刷牙:饭后一定要刷牙。
  20. 漱口:用药漱口。
  21. 化妆:他正在化妆。
  22. 打扮:他打扮的很时髦。
  23. 买:我买了一台电脑。
  24. 买东西:先去超市买东西。
  25. 玩儿:孩子们在院子里玩儿。
  26. 用:可以让我用一下吗?
  27. 使用:请不要使用闪光灯。
  28. 还:去图书馆还书。
  29. 还给:已经还给图书馆了。
  30. 借:我接了一万日元。
  31. 借给:他借给我一万日元。
  32. 休息:先休息一会儿吧。
  33. 打扫:吧房间打扫了一下。
  34. 收拾:行李收拾好了吗?
  35. 整里:今天吧资料整理了。
  36. 搬家:我们打算搬家。
  37. 预订:票已经预订好了。
  38. 刷卡:可以刷卡吗?

Book review No.24: NUDGE: THE FINAL EDITION by Richard H. Thaler and Cass R. Sunstein.

The nudge final edition was very insightful and fun to read. I remember the time, more than 10 years ago, when behaviour economics got popular. I was very impressed and fascinated by the ideas. But for the nudge, I had not read by now and I regret it now. I believe this book is the result of accumulated knowledge of the field. I felt I am lucky to read the book. I have used the ideas in the book by myself but I should have known better. I could have done much better to architect my choice. I can’t digest all the ideas in this book all at once so I will read this book again. I leave some notes here to remember.

There are a lot of chances we can use nudge ourselves, an example in the introduction is the school cafeteria. The school could make more money by architecting students’ choices better however should the should maximize the profit even by making students less healthy? We could choose to nudge the student to make them more healthy by organizing how to get the foods properly, by architecting their choices.

There are several ideas I have learnt this time,

Loss aversion (1: Biases and Blunders): We like profit but we hate loss. There is an asymmetry here. We are happy when our stocks go up but we panicked when the stocks go down. I knew it but the book tells us that loss aversion can be used as a nudge. So if you want to discourage the use of plastic bags, should you give people a small amount of money for bringing their own reusable bag, or should you ask them to pay the same small amount of money for a plastic bag? Yes, the latter works!

The single most common mistake (4: When do we need a nudge): We are a choice architect. We are trying to decide how to design the choice environment, what kind of nudge is to offer and how subtle the nudge should be. What do we need to know is the best possible choice environment. However, perhaps, the single most common mistake any of us make is just forgetting something, as if this is a self-control problem. This is a great reminder of reminding people. People just sometimes forget it is OK for us just remind them to make sure they remember. I sometimes need to remind my collaborators to submit proposals to us before the deadline, maybe a week before the deadline! Since I am the one who cares most about the number of proposals to be submitted, reminding my users to submit for us can be a good nudge. People would just say “Oh, thanks for reminding me, I was gonna submit”

Omakase (4: When do we need a nudge): At a sushi bar, a tradition is to let a chef decides what you eat. Just ask for Omakase. You might get what you have never thought and you will eat well. It is particularly hard for people to make a decision when they have trouble translating the choice they face into the experience they will have. So making decisions is a hard job, even choosing music, so streaming music services got so popular. We don’t need to choose what music we should listen to.

#Sludge (8: #Sludge): Learning sludge is also an important thing. Many organizations appear to make this asymmetry between the ease of joining and the pain of leaving an important part of their business model. In the U.S., gyms and cable companies are notorious practitioners of this strategy. Some gyms required members to come to the gym in person if they wanted to cancel their membership that is a sludge. If the business subscription is easy to get by clicking a button but to cancel it you need to make a phone call and submit the signed document, that is a sludge. So we should be aware of them.

From Chapter 9 -12, the book is talking about money. Chapter 9, how to save money better for later in our lives, such as pensions. Let’s make savings automated, so you don’t need to think about it. Chapter 10, how do we build up a portfolio? People often chose a default fund provided and stick to like forever. Chapter 11 is about borrowing money like credit cards and mortgages. Chapter 12 is about insurance. The money is important for us, however I can imagine how much we avoid thinking seriously about these things. I have to nudge myself to make decisions better, I have learnt so much from each chapter.

Chapters 13 and 14 are talking about social problems. Chapter 13 is about organ donation. It is a difficult decision how society or country currently architect people’s choices about organ donations. Chapter 14 is about climate change, everyone has the same goal but it is not easy to reach. “If the goal is to make the environment cleaner, a simple idea is to make the green option the easy option. And if the goal is to make it really easy, make it automatic”. These two chapters are difficult problems to solve. By examining these problems seriously, we can find what we value.

Chapter 15, I believe the authors are trying to explain where, when and how the nudge can help us. That chapter was for showing their standpoint about the nudge by answering critiques they have gotten since the first edition of the nudge was published. I like this chapter because the authors explain what the nudge is and their philosophy on the nudge. There is someplace where mandates, bans, taxes, economic incentives make a lot of sense. However, while we keep our freedom of choice, a well-designed choice architect can achieve a lot.

I have learnt a lot by reading this book. Even I read this book a week ago, there are some ideas I keep thinking about. I want to make a better decision so I will keep coming back to this book to see what I can do.

ちゃんと準備して失敗して学ぼうか。

今日は全く激しい日だった。もともと予定していた実験は単結晶試料の軸たてができていないということだった。今週初めからというか一月初めから解決しようとしてきた問題だが複数の問題が解決できずに結局僕が自分の実験をすることになった。

まずは初めに今回の実験は磁場中の中性子回折実験。磁場をかける装置をまず私の管理している三軸分光器に乗っけるところからはじまる。これには大体一日かかる。これに対して前回の実験者から引きつけばよく。すぐに実験できる状態になっていた。しかしながらすぐに実験できる状態というには一つ条件があってそれは軸立てが終わっているということだ。今回はそれができていなかったということ。準備ができていなかった。この磁場中の実験でなぜ軸立てが重要かというとこの磁場装置を載せた状態では装置を傾けることができず、試料の軸立ては完璧にしなくてはいけない。具体的には1度以内に傾きを抑えなくてはならずこれは目視では確認できないほど小さなものだからだ。

今回、共同研究者は入念に準備をしてきたがそれでも実験を始めることができず、私の試料を代わりに入れることにした。彼らの実験は後日やることになる。それはそれでよい。自分自身問題解決に向けていろいろしたが今回は困難だった。

一つは試料の軸立てをするための装置がこちらにはある。それを使って準備をする予定だった。この装置は動作状況も良好で実際に使える形であるが、なんとその上流にある装置が修理中でありその修理中の装置が中性子ビームを遮っている。なんとここで運が悪いことにこの中性子ビームを遮っている状態さえ解決すればいいものの、安全装置に関わるところで動かせない状態だという。なのでその装置を使って軸立てができないということがわかった。この装置を軸立てに使えることが最善だったがその手が撃たれてしまった。

次に他の装置で軸立てをするという手もある。しかしながらその軸立てに適している装置を担当している人が休暇中であり、さらに装置は実験の予定が目いっぱい入っていてどうやらここ一週間はどこも使えさせてもらえそうにはない。これまた運がない。

そして最後にすごいラッキーでもう一つ装置が一日空いているということが分かった。装置担当者がご厚意で一日使わせてくれることが分かったが、その装置はあまり軸立てには向いていない。特に現段階の軸立て状況においては絶望を感じるほど。案の定、一晩を費やしても軸立ができなかった。

さらにはいま置いている磁場装置を今日金曜日に取りだして、我々のゴニオメーターを取り付ける。そして軸立てを我々の装置で行いさらに時間の都合で月曜日にまた磁場装置を取り付けるという案もあるが。先ほど言ったように磁場装置を入れるだけで一日作業なのであるから、この案は大変なリソースを使う。

やれるだけのことはしたがダメだったということだ。仕方ないので私の実験をしているところだが、あまりよい成果も得られる保証もないが。これだけあれもこれもやってダメということも珍しい

今回学んだことは以下のことである。準備は大事なのは言うまでもない。一方で磁場を使える状況になったことでチャンスでもあったととらえられる。なぜならそのユーザーが使えず自分が使える状況になったから。そこであまり良い案がなかった自分がまずいとおもう。したがって、私はチャンスを生かす準備をしておくべきだったということ。

このためには普段から良い単結晶試料をたくさん準備しておき時間があるときにはなるべく軸立てを完璧な状態にしておくことが大事。さらに磁場にも載せられるようにアルミ板をすべて使ってさらに磁場にも対応できるように準備しておく。これからもよいサイエンスをしていく準備をきちんとしておこう。今回やることになった実験からも良い結果も出るかもしれない。これからも質の高いサイエンスを頑張っていこう!

Let’s make 2022 great!

I am feeling great these days. Although 2022 has just started, I am doing great in science. My first priority of this year is to submit my first paper this year and I am going in that direction also I could find several experiments and proposals under preparation, they are all great.

I have found a couple of projects that I am very excited about because we are getting totally new results, now I am feeling I am creating a new data set from scratch.

The first project is chromium oxide. That sample I didn’t expect to get nice results however our colleague could make a large single crystal. In my field, if you get a nice large single crystal and it is new there is always something to publish so like we hit a jackpot. I did some literature review on that sample, I don’t see much data yet so we investigate we will find something. I just got a magnetization data set that shows several transitions that excites me. The magnetic structure looks complicated so it is fun to solve. We need to look into the magnetic structure by neutron diffraction soon. With the combination of these data set I am sure we can publish the data. Also, we have a large single crystal so there are so many things to do for this compound for inelastic neutron scattering. So I expect to get all the results in one or two years. I want to finish writing as soon as the data get out.

Then, I also get two samples of phosphorous. These samples I have known since when I was a student however the single-crystal became available so it seems the study is going further. I have so much interest in these samples and I can see where I can contribute. So I will keep investing time in these samples.

I am happy to see there are several scientific projects that started rolling. I am excited to perform the experiment. While I should not forget, I write up the paper and publish the results so I can finish off the experiment we have done. That is the priority this year. I am excited to work every day. Just don’t run away from writing. Let’s finish the first paper, so I can move on.

These days I am reading great as well. I am using Audible.com to listen to books in English. The audiobook’s speed is like ×1.5 speed than the normal speed, I can understand and I am enjoying listening to these books. I will post the review in a few days here in this blog. I can learn better by summarizing what I learned from these books. Also, I am reading books in Japanese and writing reviews, by writing and trying to summarize I am feeling actually I am learning much better. I should have done this in the first place.

From this Friday, we will start working on magnetic excitation from skyrmion. That experiment is hard but there is some hope we can get a nice result and good publication. So I will do my best to assist users. I am excited to learn the project so I am happy to do the experiment.

I am doing my best every day for life and work. So if I can keep up, I am sure I can make 2022 great. But I also want to avoid not being tired so I don’t want to kill my creativity to enjoy them.

岩波文庫読書録①【読書について他二篇】ショウペンハウエル&斎藤忍随

岩波文庫については大学院博士課程の頃に公益財団法人風樹会から給付型の奨学金を頂いていた。風樹会は岩波書店の創業者である岩波茂雄(1881年~1946年)が創設されたものであることは存じ上げていたが学生の頃には正直あまり思いをはせることはなかった。しかしいつかは恩返しをしたいと考えていた。ここでは岩波文庫をオーストラリアからオンラインで新たに購入し、レビューして少しでも古典を学びなおしながら要約やレビューを書いていこう。幾ばくかの人が岩波書店の本を取っていただければ幸いだ。

  1. 思索

私がこの本を最初に手に取ったのはいつかは覚えていないがおそらく大学院だったころのことだろうと思う。ここに書いてある問題意識は無意識のうちに覚えて日々を過ごしていたように思う。短い文章の中にも勉強になることがたくさんで再度読んだ今でも勉強になることが豊富にある。今回は本書の中から気になったものを引用しながらブログを書いていこうと思う。引用したところは太字で示す。

数量がいかに豊かでも、整理がついていなければ蔵書の効用はおぼつかなく、数量は乏しくても整理の完璧な蔵書であれば優れた効果を収めるが、知識も場合も事情は全く同様である。

まさにそうで私はたくさん本を読んできたがあまり身になっている気がしない。最近はやはりきちんと丁寧に読んで教えながらまとめていくことできちんと体系的な知識として身に着けたいと思う日々だ。

ところで読書と学習の二つならば実際誰でも思うままに取り掛かれるが、思索となるとそうはいかないのが普通である。

なるほどと思う。私の場合は読書と学習は勉強で、思索は研究だととらえているが。読書によって考えることを手伝ってもらっているか自ら思索しているかはなかなかわかりづらいが意識したいところだと思う。少し考えてみたが思索は私らの場合は試作ともとらえてよいのではないかと思った。今まで学習したことから考えさせてもらったことを通して新しく科学を生み出す作業。実際にこれまでにない実験し出てきたデータを解析しながら考えることにより新しい知識を試作していく。これまで学んだことも含めて新しいデータをどう理解するかを総合して思索しているものだと思う。思索をすることは簡単ではないということは常に問題意識として置いている。

誰でも次のような悔いに悩まされたことがあるかもしれない。(中略)けれども自分の施策で獲得した真理であれば、その価値は書中の真理に百倍も勝る。

まさにこれは一つの論文を完成させた時に感じることである。論文を書くのは大変だが論文を公表する過程を終えて一つの論文を完成させた時、論文の中には一つの私自身が発見した知識というものが完成した形で収められている。これを絞り出すという作業によって得られた真実は本で学ぶどんなことよりも重要である。これは著者が本を書くことも同じなのかもしれない。

読書は言ってみれば自分の頭ではなく、他人の頭で考えることである。

これはなるほどなと思っている。研究者から立場したら全く納得できることだ。他人の論文を読んでいるときは研究の時間ではなく勉強している時間である。他人の発見した真実を目的や手法や知的アプローチ、実験的アプローチも含めて勉強させてもらっているが自分がみずから知識を生み出す場合は実際に自分で考えて自分で行動して知識を生み出していくほかない。

読書で生涯を過ごし、様々な本から知恵をくみ取った人は、旅行案内書を幾冊も読んで、ある土地に精通した人のようなものである。

なるほど。やはり勉強も大事だが実際に行ってみたりして体験・経験することが大事だと思う。一方で本などで読んでおくことで刺激される知的探求心などもあるから両方大事だと思う。

第一級の精神にふさわしい特徴は、その判断がすべて他人の世話にならずに直接自分が下したものであるということである。

これに関しては思うことがある。私は第一級でないことは明らかで本を読むことで学ぶことがたくさんあり研究に役立てている。私が出会った中で第一級だと思う研究者がいる。彼は教科書で学ぶことがなかったという。これには驚きだったがもっと驚いたのは彼との議論である。頭の回転が速い天才というだけでなく、彼は原理原則に基づいて公式を何もないところから書き出せる。これには驚いた。本書に書いてある第一級の精神に近いレベルなのではないか。

ここには引用はしないが、思索の14のところで真に価値があるのが一人の思想家が第一に自分のために思索した思想だけであると言っている。もう一つのタイプの思想家はソフィストで彼らは世間から思想家だと思われることを念願し、かくして世人から得ようと望むもの、つまり名声の中に幸福を求める。これら人間や学問の習熟度によると思われるが意識はしておきたい視点だと思う。

2.著作と文体

まず第一に著作家には二つのタイプがある。事柄そのもののために書くものと、書くために書くものである。第一のタイプに入る人々は思想を所有し、経験を積んでいて、それを伝達する価値のあるものと考えている。第二のタイプに入る人々は金銭を必要とし、要するに金銭のために書く。彼らは書くために考える。

頑張って第一のタイプに憧れて頑張っているけど第二の気持ちもわかるのが辛いところ。論文は書くべきものを書きたいのだけれでもすごく良い実験結果だったり実験が凄くうまく行くこともまれなのでその場合は書く力で頑張らなくてはならない。

そこで、この不正直な空気を一掃するために何よりも重要なのは、無頼漢的文筆業界が挙げてよりどころにする楯、すなわち匿名という方法を廃止することであろう

上の文章に始まる数ページは現在のインターネット特に日本で時々議論されているYoutuberや有名人に対する誹謗中傷などの問題に対して大変示唆があった。確かに匿名性があることによって無責任な発言が出てくることもあるが、一方で匿名であるからこそ本音も出てくるものもある。著者の主張はわからなくもない。日本のネット文化は違う方向に行っているようだ。僕も少なくも雑誌などや新聞などは著者は明らかにしてほしいと思うことがある。よい文章や有益な文章を書く人は覚えておきたいし、明らかなマナー違反をしているような文章の場合、だれが書いたものなのか気になる。

そこで、すぐれた文体たるための第一の規則は、主張すべきものを所有することである。あるいはこの規則は第一規則どころではなく、第二第三をほとんど必要としないほどの、十分な規則といってよい。

まことに仰る通り。たくさんの読書や論文のからの情報も重要だけれど、実験や解析などを通じて少しづつでも知見というものをためて、書くべきというものができたときに書きたい。論文はこれは世の中のために書いてべきと思って書いている状態が理想で毎日悩みながらでもこの書くべきことを研究を通して見つけて、そして実際に書くべきことを書いていくという研究生活を送っていきたい。

これに反して精神を備えた人々の作品をひらくと、著者たちは真実の言葉で我々に語り掛けてくる。だからこそ、彼らは我々を鼓舞し、我々を養うことができるのである。

ここまでわかっているかはわからないが本は一冊でもはまれば人生を変える力があると思う。真実の言葉で書かれている本は見つけていきたいとは思うが。書く方としては自分が徹底的に考えて、伝えるべき内容をなるべく読者に届くように頑張って書きたいと思っている。妥協しないで頑張っていきたい。

表現曖昧、辞句不明瞭ということは、いついかなる場合でも、非常に困った兆候である。

無意味なものを書き添えるくらいなら、良い部分でも切り捨てるほうがはるかにましである

理想はわかるがなかなか自分でやるのは難しいと感じている。なのでこういった言葉に出会うたびに自分が今書いている文章ではどうするか?と問い続けることをしたい。英語のライティングのテキストではよく形容詞、形容動詞は大抵の場合いらない。なるべく簡潔にかけと書いてあるが。同じ意味ではより簡潔に短くわかりやすく書きロジックがわかりやすくなるように書きたい。気持ちはどんどん書き足していきたくなるのだが押さえながら。。読者に良く届くように心がけていく。もうすでに長いが笑。

3.読書について

富者に対する非難は、これに尽きない。富と暇の活用を怠り、富と暇に最大の価値を与える生活に意を用いなかった点をさらに咎めるべきである。

これは現代においても示唆に富むコメントである。特に格差社会が話題になっている今だからこそ。私自身はありがたいことに最近になって余裕ができてた。仕事も慣れてきて時間に余裕が出てきた。しかし余ったお金と時間を有用に使えるかというとなかなか難しい課題である。最近研究グラントを評価していてよい科学者はきちんとお金を調達してお金を使って社会を豊かにしているなと感じた。常に今あるものを社会に還元して使っていけるように常に考えながら過ごしていきたいものである。

読書は、他人にものを考えてもらうことである。本を読む我々は、他人の考えた過程を反復的にたどるに過ぎない。(中略)ほとんどまる一日を多読に費やす勤勉な人間は、次第に自分でものを考える力を失っていく

なるほど。私自身は本や論文をよく読むほうだが、それらは刺激のようなものだと思っている。それにより世界が広がったり忘れていた重要なことを思い出させてくれる。ただし研究者や一人の人間として豊かな生活をするからそれからいかに学びそれを使っていくかどうかである。自分で行動して知識を使いながらその行動の結果を観測するなかで我々は考える。なので常に行動すること、いかに知識を使うかを意識しながら人生生きていきたい。

良書を読むための条件は、悪書を読まぬことである。人生は短く、時間と力には限りがあるからである。

40才を手前にしてやっとこのことを認識してきたかな。体力や健康の問題もあるし、良い仕事には時間がかかる。良書をなるべく読んで、良い研究を書き残していきたいのものだ。古典は重要なようにここで書かれているがそう思うときもあれば良書を新刊でみるときもある。あまり構えずすべての本は読めないのだから出会った本の中から引き出すものを引き出していきたいと考えている。

書物を買い求めるのは結構なことであろう。ただしついでにそれを読む時間も、買い求めることができればである。しかし多くの場合、我々は書物の購入とその内容の獲得とを混同している。

これはそう。私はたくさん本を買ってきたが最近は読み終わってからでないと買わないようにした。そうしたらあまり読めないことがわかってきたし本にはそこまでお金は使いたくても使えない。本当に消化したと思われる本も少なくていつかはきちんと読まなくてはと思っている本もたくさんある一方、新しい本はたくさん出てくる。ここにブログを書いてまとめていこうとしているのも本を本当に理解するということはまとめて人に説明できるようにしてからと思っているのでこうやって書くことで少しはましになるのではないかと願っている。

哲学の正規の軌道を延長したのは最近ではカントであるが、

私はカントの純粋理性批判が好きなでやはり読み直して理解しておきたいなと思った次第だ。

ここらへんで読書については終わろうかなとおもう。まとめると人生は短いので良書を正しく理解して多読はせず思索をしろ、そこからきちんと書くべきものを持ち、そのうえで良く書き、そのうえで文体ができれば言うことなし。。

中国語単語(Chinese Verbs)④感情・思考

  1. 哭:别哭了。
  2. 笑:她对我笑了笑。
  3. 微笑:她微笑了一下。
  4. 忘:我把这件事儿忘了。
  5. 记住:放心吧,我记住了。
  6. 觉得:你觉得怎么样?
  7. 喜欢:你喜欢踢足球吗?
  8. 担心:别担心,没事儿的。
  9. 放心:我有点儿不放心。
  10. 感动:他的话感动了我。
  11. 感谢:感谢你的帮助。
  12. 着急:别着急,还有时间。
  13. 同意:大家同意我的建议吗?
  14. 反对:他反对这种做法。
  15. 拒接:他拒接了我的邀请。
  16. 明白:他的意思我明白了。
  17. 知道:他来的事,我知道。
  18. 希望:希望她早日回复健康。

How to become an associate professor(2/2).

In the last post (https://www.shinichiroyano.com/2022/01/13/how-to-become-an-associate-professor1-2/), I focused on the process and documents for promotion to become an associate professor. In this post, I will write more in detail. This is just one example so please don’t take it too seriously. In my opinion, what makes the candidate great are the following four things. They are the number and the quality of papers, the granted grants, the labs he has set up in the university, the number of PhD students he educated and will educate. There are other achievements, such as the number of conferences he organize, the number of papers or proposals he reviewed but I believe these four achievements are where he has done so well.

In his short biography, he got a bachelor and a master degree in China, and a PhD in Germany. He spent another year in Germany. Then, he moved to the U.S. for two years, France for three years, Spain for one year, and finally he moved back to China to be an assistant professor in his current university. He looks like 5-6 years senior to me. To be honest, I felt that it could be a bit late for him to be an associate professor. But I thought there might be some reasons. For example, he might have needed to stay in the school for 5 years to be qualified to get a professorship in the university.

Firstly, the number of papers, he has written more than 110 papers. I don’t think I can get to this level in the next five years. He wrote 34 papers as the first other, 43 papers as the corresponding author. This is a huge number. He seems to be producing 10-15 papers every year. I don’t think I can reach that level. I have to think very very hard to find ways to get to that level if I really want to. But anyway, the number is not important, at least I can do is to write more papers as usual. On the other hand, by comparing his and my profiles, I found that my citation is constantly improving. So I should keep writing papers, especially high-quality papers. That’s what I can do. In addition to the papers, I am impressed that he wrote patents as well and got awarded from a bank in China. These industrial partnerships are great. He is not only a scientist working in the lab but also collaborating with the industry. I should find a way to do a similar thing so I should find more project cold triple-axis can support.

Secondly, he has been granted over 7.2 million USD since he has moved to the university. 7.2 million for 5-6 years. This is a big number. The funding sources are local government, university, and the Chinese government. I am not sure how much money one researcher who does experiments are getting in Australia or Japan. What I learnt here is it is not important to the amount of money for his grant. I believe an attitude to keep asking money to create good science of our own is important. I didn’t have a vision like him, it is great to invest money for great science if it is properly planned. Like him, it is important to keep asking to create a good science so the society can invest their money in a good project. I will work hard to challenge this.

Thirdly, he has set up three labs by using these fundings. They are a physical property measurement lab, an in-house X-ray diffraction lab, and a single crystal growth lab. I can see the single crystal growth lab he made is high quality even in the international standard. These three labs are enough to produce scientific papers. I believe they can produce a nice paper by just using the data obtained from these labs in the university. He has set up these labs in the last five years. I am impressed. He got money outside and inside of the university and made high-quality labs. I don’t know how many experimentalists get funding like this in Japan, Australia, or Taiwan. I will look into it. I believe he could leave great assets for the university. It is like investing money in a startup company.

Finally, he has educated or has been educating 14 PhD students. This is an impressive number for just 5 years. It is not thinkable in Australia, Japan, or Taiwan. It seems the Chinese government selected the candidate’s lab to invest in, they wanted to make it to a world-class key research platform. Maybe this is partially the reason they are getting more students last two years. And I have to mention that, I have worked with his students occasionally, they are doing great.

These fours things above are I wanted to leave the comment for the report. I don’t think I can be like him considering my situation. On the other hand, I have learnt so much about what direction I should take in the next 5 years. As a scientist, the most important and the most difficult job is to write a good paper with a high standard and write constantly. I will push myself harder. Others, like getting the funding, managing the instrument, and supporting users are also important works. I knew this already of course but I have to push myself harder to do better. It was a pleasure to read and referee his achievements, I learnt so much from this evaluation.